2/26/2024

さえずり6(歌舞伎編)


・昨日今日で歌舞伎座の公演を久しぶりに昼夜とも観た。勘三郎さんの13回忌公演と。時の経つのは早い

・歌舞伎座2階のギャラリーには懐かしい舞台写真。勘九郎から勘三郎を襲名したのって2005年のことだった。前のブログやエンタメブログにも襲名披露公演のことはいくつか記してあるのだけれど、あの時の熱狂と言ったらば…。亡くなったのが12年。あまりにも、あまりにも早すぎた。

・演目は昼夜どれもよかったけれど、やっぱりあんなかわいいちっちゃい子ちゃんだった長三郎くんの立派な仔獅子っぷりに、勘太郎くんのとき同様おばちゃんは涙。

・SNSでここ数日「籠釣瓶」のクライマックスにおける大向さんの「は?」みたいな掛け声に憤るポストをいくつか見かけてたけど、たしかに、あの最後の最後、静まり返った緊迫のシーンに、いくら配役のことにしたって「おおあたり!」はないよなーと思った。センスを疑っちゃう。

・これ以前の自分の出くわした大向こうさん珍大賞は、「雪暮夜入谷畦道」のたぶん先代團十郎さん(だったと思うけど)の直次郎が蕎麦をすするシーンでかかった「よく噛め!」って掛け声。場内もザワザワぶふふ…とさざめいてた。あまりのドンピシャな間合いについつい笑っちゃったけど、あれは蕎麦をずずっずずずーッと勢いよくすするから江戸っ子のイキなのであって、よく噛んだら全くイキじゃないじゃん、とあとから思ったヨ。

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