父が先日の木曜の夜にやらかした。出かけていたライブの最中に母からなんども着信があったので終わってから折り返したところ、父が午前中に出かけたっきりその時間、21時半前までまだ帰宅していないという。終バスの時間はとっくに過ぎているし、ほとんど使っているのを見たことがないとはいえ携帯はもって出たようなのに呼び出し音に応答しないとのこと。こっちに言われたってどうしろと?!と思いつつ、持たせてあるガラケーにGPSがついているのか、この時間だけどドコモに問い合わせたら追跡できるか、なにより最悪どのタイミングで警察に連絡したらいいものかと妹とああでもないこうでもないと話しつつ、とりあえず外を見てくると妹は出て行って、自分は父電コールを続けた。その時間からではもちろん新幹線はないし深夜バスで帰ろうか、それならまず仕事道具取りに戻らないとなあと職場に向かい、ちょうどビルの前に差し掛かったところで妹より電話。
「帰ってきやがった、タクシーで」
父が妹に大大大…目玉を食らったことはいうまでもない。…この展開、以前もあったことが。あのときと同じように父は街中のスーパーで買い物を済ませて、今回はしれっとタクシーで帰ってきたというけれど、どうせ前回以降に改編になって繰り上がった終バスの時間のことも忘れてパチンコか買い物かしていたのだろう。本人は昨年救急入院もあったし、なによりその前日の水曜日には目の手術をして退院してきたばかりなのだから、ますます母妹がブチ切れるのも無理もないし、どうしたって父に弁解の余地はない。
そんなわけで金曜から実家に帰って妹のストレスを労い、現場を押さえなかった者としては父にはできるだけ平静に接してケータイの受け方とかけ方を2日間教えて先ほど東京に戻ってきた。とても疲れた。
そんな笑い話みたいな展開でも最悪なことにならずに良かったと心底思いながらも、この先何度もそういうことがあったら困ったもんである。次回はやはり妹慰労のため2月になったら帰るのだけど、それまで何事もありませんように。
てか、楽しすぎたブルーノ・マーズのライブの余韻がすっかり吹っ飛んだあてくしの立場はどうしてくれよう。もう1回行かせてくれよーい!